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執筆者の写真Tomolog

「ともちが考える結婚とは。真実の愛ってなに?」

更新日:2021年6月9日

「ともちが考える結婚とは。真実の愛ってなに?」


こちらまどかから受け取ったバトン。

私だけ真面目かつやや重ためのテーマですが、どうかお付き合いください。


みんな結婚式のときに「真実の愛」を誓ってると思うんですが、

それでもうまくいかなくて別れを選択するカップルもいれば、

「真実の愛」の結果、敢えて別れを選択するカップルもいる。


突然だけど、後者のパターンは安室ちゃんのLOVE STORYって曲が、

そんな愛のかたちを歌っているんじゃないかって私は解釈してるんですが、

そういう愛のかたちもあるんだって思う。



*歌詞の一部を引用します。

ーーーーーーーーーーーーー

”誰を見つめても 誰と過ごしても

忘れられる日など 来るはずない

この胸の中で 愛し続けるけど

一緒にはいられないもう

Cause life's no love story


やがてすれ違うと知っていても

出会えた事この奇跡 感謝してる

かけがえない日々も

後悔も痛みも

悲しみさえ

輝かせる yes, someday


誰よりもきっと 愛しているけど

選んだこの道を 歩いてくから

生まれ変わっても 愛し続けるけど

一緒にはいられないもう

Cause life's no love story”

ーーーーーーーーーーーーーー



「真実の愛」に正解のかたちはない。

結婚というかたちをとらなくても「真実の愛」を誓ってるカップルもいるのではないでしょうか。


結婚に縛られず、お互いの価値観・生き方を受けて入れて、

歩み寄って二人の愛のかたちを決めていけばいいと基本的には思っています。



一方で、

私は同性同士の「結婚」という選択をしました。


厳密には法的には認められていないので、

パートナーシップ制度への申込みと、

互いの家族や友人、同僚を招待した「結婚式」を挙げました。


それは、

自分たちの間で関係性が変わるから、というだけでなくて、

自分たちの周りが変わるきっかけになる、という思いがありました。


少しでも2人の生き方を応援していただける、

少しでも2人が生きやすい社会になると信じたからです。


私は基本的に表に立って目立つよりも

裏方で影で支えるほうが好きなのですが、

結婚式を挙げることを迷っている人の背中を押したいと考え、

テイクアンドギヴニーズさんが作成した結婚式のYouTubeにも出演しました。


■そのほか結婚式を挙げるメリット

・パートナーと自身の家族や親戚、友人同僚の前で誓うため、お互いの覚悟が強まる

・お互い忙しいなか長期間の準備期間を経て、喧嘩?しつつも結束力が高まる

・大切な方々に感謝の気持ちをきちんと伝えることができる場をつくれること

・結婚式というかけがえのない思い出が自分たちの糧となって生きづづけること

・参列者の約半数がLGBT非当事者だったため、LGBTがこれだけ周りにいる、

 ということを間接的に伝えることができる(微力ながら社会的影響として)


ほかにももっとありそうですが、ざっと浮かんだのがこのあたりです。


この「結婚」という大きな「共同作業」を一緒におこなうことで、

パートナーが大事にしている人たちに触れ合うことで、

よりパートナーを深く知るきっかけとなって、

「真実の愛」に一歩一歩近づいていくんじゃないかなーと思います。

愛は「ゴール」じゃなくて「過程」。

「一緒に育み続けていくもの」というのが私の考えです。


みなさんはどうですか?



ここからは、「制度」寄りのお話です。


パートナーシップ制度は、制度として「結婚」には及ばないものの、

世の中の家族向けのサービスを享受する際には活用する材料にはなっています。

活用しきれていないサービスもありますが、

・通信会社(家族割など)

・航空会社(マイルの共有など)

・不動産(ペアローンなど)

・旅行会社(ハネムーンプランなど)

・病院(治療法の選択などなど)

・保険会社

列挙すると意外とでてきます。

(上記以外にももっとあるかと)


このあたりについてはまた別の回で触れますが、

ざっと挙げただけでも、二人にとってプラス要素になるので、

パートナーシップ制度、活用したほうがいいです。


もともとは世田谷区のパートナシップ制度を活用していたのですが、

江東区に引っ越してしまったので自動解約されてしまいました。

でもパートナーシップ制度を証明するカード自体は返却不要なので、

証明としては引き続き活用させていただいてもらっています。


パートナーシップ制度が活用できる自治体はこちら

全74自治体、人口カバー率は33.4%とのこと(2020年12月31日時点)

https://www.marriageforall.jp/marriage-equality/japan/

ちなみに東京都での交付件数は以下の通り

(上記サイト内情報参照)


東京都港区 15組

東京都文京区 7組

東京都世田谷区 145組

東京都渋谷区 60組

東京都中野区 74組

東京都豊島区 35組

東京都足立区  組(記載なし)

東京都江戸川区 23組

東京都府中市 10組

東京都小金井市 1組

東京都国分寺市 2組

東京都国立市 組(記載なし)


認知度の低さなのか、期待していない現れなのか、

実際の交付件数はとても少ない印象です。


この状況だと需要がないと捉えられる見方もあるなーと懸念。

全国でも合計1516件。日本の世帯数が5200万世帯だとすると、、、。



パートナーシップ制度がないところでも(江東区はありません)、

以下で代用することが可能です。こちらのほうが法的効力があります。

・任意後見契約および合意契約に係る公正証書

・任意後見契約に係る登記事項証明書


相互に相手方を任意後見受任者とする任意後見契約に係る公正証書を作成し、登記します。

任意後見契約は、将来本人の判断能力が不十分となったときの自分の生活、

療養看護および財産の管理に関する事務について、

あらかじめ任意後見受任者(任意後見契約の効力が生じた後は「任意後見人」と呼ばれます)に

代理権を付与する委任契約を締結すること


ふたりが共同生活を営むにあたり、当事者間において、

次の事項が明記された公正証書を作成します。

・おふたりが愛情と信頼に基づく真摯な関係であること。

・おふたりが同居し、共同生活において互いに責任を持って協力し、

 およびその共同生活に必要な費用を分担する義務を負うこと。


ただデメリットとして、お金(約17万円)と時間(数週間)がかかります。

パートナーシップは費用発生しないのと比べると、ちょっとハードル高いですよね。


いまMarriage for allさんも活動いただいていますが、

早く日本でも同性婚が認められることを祈っています。


まだ署名されていない方、こちらからできます。

https://www.marriageforall.jp/support/



最後に、はるなが言っていた格言で終わります。


「いまある生命を大事に」

(いまあるいのちを第一に考えた、みんなが生きやすい世の中になりますように)


微力ながらも、私たちでできることをしていきたいです。


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